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教授とわたし

2008. . 22
s-ニューヨーク15

アメリカで大学に入って、言葉の壁に対するもどかしさも、文化に馴染めない苛立ちも、生活の一部として受け入れつつあった頃。ある教授と出会った。彼女は、教授であるかたわら弁護士でもあった。他人に遠慮するとか全くない人。授業では爆弾トークをぶちかまし、アメリカ人生徒ですら、ネをあげる状態だった。
そんな彼女にとって、英語がままならない留学生の私は、「生まれたての赤ん坊」でしかなかった。

1人の大学生として認めてもらえない― 悔しさで涙がこぼれた。

それでも必死だった。彼女が働く法律事務所に、授業のこと質問しに行ったこともあったっけな・・・

そんな彼女が、私を受け入れるようになったのは、彼女が家庭の事情でイギリスに移り住むとわかった時・・・

はじめて彼女から私に歩み寄ってきた。

「日本からアメリカに来たとき、どんな気持ちだった?」
「あなたなら私の今の心境がわかるでしょ?」

生粋のアメリカ女性が、他国への移住に不安を抱え、私に弱さをみせた時・・・
少しだけど、この人に近づけた・・・そんな気がした。

人は、同じ思いをすることで、互いに歩み寄ることができる。

彼女との出会いは、私にそのことを実感させるものだったのだと思う。

今頃、彼女はどうしているのだろうか?
そんなことを思い出とともに、ふと考えてみたりする・・・

s-作品1

大学のカフェテリア

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